旭東電気(株)倒産！！！

こんちゃ

悲しいお知らせです、一番長く務めた企業がこの度倒産いたしました。

加賀電子がスポンサーとのことですが、非常に残念です。

https://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4704.html

自分が入った時は、だまし討ちでｗ、私は、高校時代、理科研究部、副部長をしておりまして、その顧問から義理の弟が会長の息子で、面白い人材を探しているということを聞き、ぜひ行ってほしいと言われました、当時ソフトハウスに努めており、辞める気はなかったのですが、体育会系の組織にうんざりしていたころで、経歴書も履歴書もいらないから見に来いと言われ行きました。

　行くと、はぁという状態で、会長以下経営陣が総務とともに8名ほど待っており、いきなり面接されました。

気持ち的にはふざけるなと、ちゃぶ台返ししたかったのですが、根性なしでｗ

啖呵斬るしかなくて、「わかった、3年、3年でこの企業を有名にできなかったり、新商品を出せなかったら、首切ってくれ、うまくいったら、アメリカに行かせてくれ」とスーパー大見得を切って入社、しかし、身分は嘱託（季節労働者）となりました。

　つまりは、食い扶持は自分で稼げとのこと、荷札プリンターを作成するというミッション、ハードなんてやったことないよ、どうすんだよと不安な日々。

プリンターメーカを見つけてもらい、自分では、ワンチップマイコンで、プリンターにデータを送り荷札プリンターで印刷、3層のスピンモーターで用紙をカットするというもの。

挫折ですよｗ

1年半で降ろされて、情報システム部を作るので、君やってくれないかと会長からのお達し、営業部長と2名で開始。

師匠と仰ぐ人材がおり、その師匠と新しい商品を作成、ビジオネスショウや、コミュニケーション東京に出品、説明員に立ちました。

仕事の何たるかを師匠から叩き込まれ、どうなりたいと言われ、怒られながら仕事したいか、そうではなくて自分から進んで仕事をしていくかどっちだと、怒られるのは嫌だということで、伝えました。

師匠は、ならばと、環境は他人が作るものではない、自分が作るものだ、そうなるような環境を君が作りなさいと言われました。

嘱託とは言え、朝の2時にたたき起こされ、納品に行くぞとパジェロに乗って郡山の工場へ、警備員さんにデータを渡し、帰りに奈良の健康ランドにより、朝まで説教ｗ

朝、会社に入るまで、水戸黄門の「あ～人生」を2人で大声で歌い、出社ｗ

周りから、気味悪がられていましたね。

輪をかけて、自分以外全員敵という状態にしました、会社の危機なのにのうのうとぼーっと給料だけもらって、いきてる社員が本当に許せなかった。

顔を見るたびに、失せろ俺の前から消えろと言いまくっていましたから、あいつを辞めさせろの大合唱だったそうです。

よく辞めさせなかったなと今でも不思議ですｗ

向上でボヤ騒ぎが起こったり、で社屋を新しくしたいと銀行に申し入れたそうですが、拒否されていたそうです。

入った時の社屋です。

そのような中、大手家電メーカーからの話で、数百万の折半でICカードのプログラムを開発してほしいとのことで、提案書を書いて見積もり出して、めでたく通りました。

しかし、作るのも打合せするのも自分が一人だけ、ほかに助けてくれる人はいなかったので、仕方ありません、科学技術庁の講義室の前でプロジェクタはって、説明して回りましたね。

完成したのが下のものです。

めちゃくちゃ売れました。

社員さんから、あなたは傾奇者ですねと言われました。

全国誌に４Pの特集がかかれ、記者会見もしました。

各新聞に記事が掲載されました。

残念なことに、上司たちにいいところは持っていかれましたがｗ

で結果会社の建て替えが実現しました。

こうなったわけです。

最後のほうは、前田会長と発明の手伝いを兼ねて、いろいろやっていましたね。

本当に楽しかったです。

7日の徹夜はこの時1回限りですｗ

黄色い太陽？あんなのは3日目です、7日連続だと、顔色は真っ白で、周りの景色は色がなくなっていました。

合う人すべてに、大丈夫ですかと声をかけられました。

当時手取り8万でやった日々でした。

10年後、会社にお邪魔したところ、エレベータに乗ったら、騒がれて、天才が来たって大騒ぎでした。

会長と自分が映ったパネルと家電メーカからいただいた盾が2つ飾ってあるはずです。

私の功績でした。

コロナとはいえ、倒産ということは、本当に残念ですね。

社員の人たちに幸あれです。

では、また。

to be continued.